情熱

昨日は少し動けば汗ばむような陽気
青空って何ていいのでしょう!

悲しみも、寂しさも、むなしさも…
スコンと飛ばしてくれる
素晴らしきかな!青空。

一区切りつけることができ
ようやく次にむかう事ができる
そんな昨日でありました。

そんな明日にむけて
素敵な門出が用意されていました。

チラシ
陶芸家 こいけちえさんの工房で行う
タンゴのコンサート!

楽しみで、翌日近い安曇野でもあるのに、伊那まで行くことにしました。

ということで、現場から直行!
電車でGO!!ワクワク!
(夜は冷えるかな?と手に持っていたコートをあまりの暑さに立ち寄った塩尻市役所のトイレのフックに忘れるというオトボケ、会えなくなってどれくらきたつのでしょう?かなりの時間経過後に気付き汗だくでとりに行く幕開け)

考えてみたら、伊那に電車で行くのははじめて…
意外と本数時間共にかぎられている
ハプニングがありながらも
ちょっと早めに駅にむかうと…

なぬ?
プレミアム1

現場最寄の塩尻駅に行ってみると
プレミアムフライデーのイベント
(そんなフライデーが私にも訪れた…)
ワインがのめる…のめる…のめるのです。

なんて、なんて素敵な…
幸い時間があります。

これは飲まずに行かれまい。
よし、頑張った自分にご褒美だ!
ワイン2
新酒のワインを頂きました。

塩尻ワインもすっかり人気になりたしたね。

観光の団体さんに紛れておかわり…
塩尻に観光、どこ行ってきたんだろね?全く想像がつきません。(笑)

おばさま方の旅の好評がはじまりまして、ワイン片手に聞き耳をたててみました…
やや辛口のおばさまも運転手さんの運転技術には称賛の声があがっておりました。
山道もスマートだったと…よっ!

ところが、ガイドさん…あれはいけないわ…酷評です。
こき落としとはこの事かと…
女性は女性に厳しいのかしら?
頑張れガイドさん。

旅の途中で怪我して車椅子でお帰りの方(なんて過酷な旅したんだ?)
携帯わすれて届けていただくオッチョコチョイおばさん。
おじさんのジャケット、内側に値札ついたままでないか?
色んな発見があります。

とにかく、ヌーボーワインはフレッシュですね!!爽やかに参りましょう♪

ここに長居すると目的地に向かうことを忘れそうだったので
さて、出発!(ほろ酔い)

新鮮な飯田線
途中から聞いたことねぇぞ?という駅名がズラリ…
アナウンスがよく聞き取れず、ちょっとドキドキ
しかし、伊那市駅の1つ手前、伊那北で今までにない大きな声で
『次は伊那市駅です』
ホッとしましたね。

それでホッとしきったのか?
魔が差したのか…

ハッと我にかえると
駅に到着したところ…
あっぶねぇ~と降りますとね

あれ?伊那市駅ってこんな感じ?
何か違います。

駅名を確認すると『さわんど』
あー、まだ違うじゃん!
と、また乗りましてドアがしまりまーす。

『?』
待てよ。
次は伊那市駅です。
次は伊那市駅です。
言ったよね?

さわんど?
どこじゃいな?

慌てて調べますと、伊那市駅はもう過ぎて降ります。
え?
全く伊那北からさわんどまでの記憶がありません。

で…次で降りたのですが…
宮田村
真っ暗な中にボンヤリ光る看板は宮田です。チーン。

たまたま、向かいのホームに伊那市駅方面へ今まさに出ようとする電車。
車掌さーん、車掌さーん!!

×バツ(車掌さんのジェスチャー)
ブレーキランプ5回点滅はしてくれませんでした。

次の電車は19:01発です。

コンサートは19:00開演です。

(T_T)

とりあえず、落ち着いて、落ち着いて…どこかで聞いたフレーズを唱え

外に出ると、タクシーが
『運転手さん、伊那市駅まではいくらくらいですか?』

『わからないけど、3500円くらいだに』…すみません。
ダニとは言いませんでした。脚色

電車、塩尻から伊那市駅まで数百円
このまま戻ればそのままの料金
そ、そ、それを3500円。

んー、だめだ、だめだ。

一旦ホームに戻りベンチに座ります。
19:01にはまだまだ時間がある。

ウロウロ、ウロウロ…
心の中でホームと駅前を何往復かしたところで

スクリと立ち上がり
駅前へ急ぎます。

しかし、先ほどのタクシーはおらず
肩をおとし戻ろうとすると

もう一台いるじゃーん!!!

歓喜にみちて、運転手さんへ
『伊那市駅には何分くらいかかりますか?』聞くと15分くらいかな?と

と、言うことはですよ。
間に合う訳ですね!!
○分につくんですね?

聞くと
『いやおや、すいていればですよ!
この時間混んでるからきっともっとかかりますよ…
金額は、3300円(お!200円安)』

んー。
またもや私、躊躇。
この期に及んで躊躇。

おとなしく向かいのホームへ戻ります。

が、やはり心のウロウロはとまりません。
またもスクリと立ち上がり
先ほどのタクシーの運転手さんの元へ
『出してください!』
覚悟を決めました。
この間にかなりの時間経過…19:00まであと…

行く途中、運転手さんに本日の目的、私のドタバタ劇を一部始終語ります。
運転手さんも笑いながら、そりゃかわいそうに…
スタートした直後、既に渋滞。

まさか、まさか…
電車のがはやいってことたーないですよね?(涙)

運転手さんも、この松本からきたオマヌケに同情票を1票投じ

よし、わかった!
こうなったら、奥の手を使って脇道行きましょう!距離延びちゃうけど速いからメーターはさっきの金額で止めてあげる…

神だ!神。
いたよ、宮田村にいたよ、神さまー!

よし、ギアチェンした運転手さん
脇道に入ります。
入った途端に、ゴメン間違えた^^;
曲がるとこ真っ直ぐきて気付いてストップ

大丈夫!よくあることです(笑)
そんなの朝飯前です。

すぐに立て直して、脇から脇へ~
運転手さん、どこだかわかんないけど素敵、素敵!
何か速そう。

そろそろ例の金額だから一緒に見てて!

運転手さん、私は電車乗り越した人間ですよ…
それを信じちゃいけませんよ(笑)

(笑)(笑)(笑)

そんな会話を繰り広げながら…

お!いよいよ3000円!

よーし、もうちょい!しっかり見てて

3100!!
きたね、きたね!

3200!!
みのごすなー!

まるで、カラオケバトルの番組の点数をドキドキしながら何点だ、何点だ!

言う堺正章先生の様相です。

3300円、どん!

本当にストップしてくださって(T_T)
感謝しております。

ありがたやー!

ストップしてからかなりの距離を走り
いよいよゴール近くに来たところで
またもメイン通りは渋滞

よっしゃ、もういっちょ奥の手だ!
そういって脇道に入ると見たことのある景色

おや?運転手さん、さてはこの通り…

そう、ちょうどちえさんの工房前の通りです。

運転手さん、遠くまで来てもらって途中で止めてもらっちゃってすみません。
有難うございます。

いやいや、いいんだよ。
本当ならこんな金額かからなくていいのにね。
私はお支払いただくから、かえって儲けさせてもらって、わるいね。

そっか、じゃ…私は運転手さんに会うために乗り越したんだね(笑)

なていう危機を共に乗り越えた一体感に盛り上がり

ここだよ、ここ、ここ!
運転手さん、ナイス!

横付け到着。
すごいよ、運転手さん、有難う。

また、よろしくね!

運転手さん、またやったら私は相当な間抜けです。

ほろ酔い天使は無事に開演前に到着できました。
神様有難うございます。

さて、いよいよ会場へ
お料理にワイン、ハーブティー
タンゴ2

タンゴ6
ちえさんは陶芸家だけど
この日はお友だちのガラス作家さんの展示も…
タンゴ5
工房は元酒造会社の倉庫を改修
タンゴ1
いよいよ、アンジェロさんと、果余さんの演奏

タンゴってどんなだろう?
と思っていましたが、

情熱的で、正直な心情をそのままに描かれていて、楽しかったり、切なかったり、激しかったり、悲しかったり
とてもひかれてしまいました。

お二人の独特の間が素敵なトークも交え
アコーディオンのことも教えて頂きました。
奥深い楽器なんですね。
あれ1台で970何音出るんだとか…

私、音楽会でアコーディオンになった事がありまして
(私は笛しかやりたくないのに…)
右でひいて、左でパタパタするが出来なくて苦肉の策として本番
途中から空気を抜いて手だけ適当に動かすというエアアコーディオンを披露したことがございます

エア○○の走りと言っても良いかと

今はなきエレクトーンの足になったときは
サビのわずか9音の繰り返し部分のみ参加で仕事を終えるという離れ業もやってのけています。

そんな簡単なものも出来ないのに
あの沢山の音色を奏でるなんてすばらしきかなアンジェロさま

そして、果余さんのバイオリンもこんな愛しさや、切なさや、力強さがあるのねと感動に包まれております。
タンゴ4

とっても素敵な曲ばかり
タンゴいい!

また工房コンサートやってほしいな!

ちえさんは、とても人を惹き付ける方
穏やかで、優しいその中に、恐らく強い情熱を秘めているのだろうけど
サラリとしているところがいい

何より自分に正直なのだと思う

廻りにも温かな方々が集まっていて
とっても優しい時間と空気が流れています。

私、南信の方々がとても好きです。

まさに、ご褒美でございました。
新たな気持ちでがんぱろう!

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